ガーデンサイトとは
名称 |
東急スクエア ガーデンサイト (TOKYU SQUARE garden-site) |
所在地 |
東京都大田区田園調布2丁目62番3号( 東横線・目黒線田園調布駅上部) |
敷地面積 |
15,000m2(全5棟) |
構造規模 |
鉄骨造・地上2階建(本館2棟、アネックス、北館) 鉄骨造・地上3階建(南館) |
駐車場 |
97台(北駐車場9台、南駐車場88台) |
開業 |
鉄骨造・地上2階建(本館2棟、アネックス、北館)
第1期(本館) 2000年4月13日
第2期(アネックス) 2001年12月1日
第3期(南館) 2003年6月27日
第4期(北館) 2004年11月11日 |
施設内容 |
「生活利便」、「生活創造」、「交流」をテーマに、「本物」、「良質」を指向したテナントで構成 |
運営 |
株式会社東急モールズデベロップメント |
「東急スクエア ガーデンサイト」は東横線、目黒線の田園調布駅地下化に伴う上部利用を契機とし、開発から七十余年を経た田園調布の街をもう一度見直すために開発されたショッピングセンターです。
地域の環境に配慮して、ヒューマンスケールの建物を、緑の中に分棟形式で配置し、調和のとれたデザインとなるよう、当初の計画時から住民の方と一緒になって計画してきました。2000年4月に『本館』を開業して以降、2001年に『アネックス』、2003年に『南館』、そして 2004年11月に『北館』と順次開業し、約4年半の歳月をかけて全計画が完成いたしました。「生活利便」「生活創造」「交流」をキーワードに、普段の生活に近い「もの」、「空間」の提供の場を最も重視し、長きにわたり支持される施設を目指しております。
田園調布ならではの気品漂う空間で、ゆとりあるひとときをお過ごし下さい。
田園調布の歴史
田園調布のまちは大正12年の田園都市株式会社の土地分譲に始まりました。開発するに当たり、渋沢秀雄(田園都市株式会社の設立者であり渋沢栄一の子)はアメリカのSt.フランシスウッドやイギリスのレッチウォースに視察に行き、その開発理念やアーバンデザインを学びそれを田園調布の街づくりのエッセンスとして取り入れました。
当時郊外住宅は未だ未発達の状況であった為、田園調布の充実した基盤整備や豊かな自然、洗練されたセンスは非常に斬新なものであったと言えます。住宅地販売が開始された当時日本においては産業構造の変革が起こり、新しい中流階層(ホワイトカラー)が表れた頃でした。その新中間層は従来型の職住近接の必然性はなく、環境の良い郊外に家を求めはじめました。田園調布の開発はちょうど彼らの出現の時期と思想に合ったということです。彼らのライフスタイルは時代時代で流行の最先端を担ってきたのでした。
田園調布には、新中間層の上層部の人や軍人、大学教授、医師といった人々や理念を抱いた開発者自らが住み着き、志の高いコミュニティーが形成されました。街の運営は自治会である「田園調布会」によって自らが運営し、開発当初の理念を受け継いだ紳士協定である『田園調布憲章』のもとに街が守られ続けてきました。
開発当初の「土地譲渡契約書」には建築に対する条件が付されておりました。それには、建蔽率やセットバックの概念などが記されており、その紳士協定によって街の環境が守られてきたとも言えます。
明治~大正
明治22年5月 |
町村合併により荏原郡調布村となる |
大正7年 9月 |
田園都市(株)設立 |
大正11年6月 |
田園都市(株)土地分譲開始 |
大正11年9月 |
目黒蒲田電鉄(株)設立 |
大正12年3月 |
目黒蒲田電鉄(株)の目黒線、目黒-丸子間(現:沼部)で開通 調布駅開業 |
大正13年12月 |
住民協議会発足 |
大正14年8月 |
田園調布となる(地名としての「田園調布」の初出) |
大正14年12月 |
多摩川園開園 |
大正15年1月 |
目蒲線調布駅を田園調布駅と改称 |
大正15年5月 |
田園調布会創立 |
昭和
昭和2年 8月 |
東京横浜電鉄(株)の渋谷線、渋谷-丸子多摩川(現:多摩川)が開通、渋谷~神奈川間を直通とし東横線と命名 |
昭和3年 4月 |
東調布町と改称 |
昭和3年 5月 |
田園都市(株) 目黒蒲田電鉄(株)と合併 |
昭和7年5月 |
田園調布会、社団法人化 |
昭和7年10月 |
「田園調布」が町名として公認される |
昭和11年10月 |
田園コロシアム開場 |
昭和35年1月 |
田園調布駅前に「田園調布の由来」碑建立 |
昭和54年6月 |
多摩川園閉園 |
昭和57年5月 |
「田園調布憲章」制定 |
平成
平成元年11月 |
田園コロシアム閉鎖 |
平成2年 8月 |
田園調布駅舎取り壊しに伴う「惜別の会」開催 |
平成12年1月 |
田園調布駅舎復元 |
平成12年4月 |
「東急スクエア ガーデンサイト(本館)」開業 |
平成13年12月 |
「東急スクエア ガーデンサイト(アネックス)」開業 |
平成15年6月 |
「東急スクエア ガーデンサイト(南館)」開業 |
平成16年11月 |
「東急スクエア ガーデンサイト(北館)」開業 |
周辺環境
恵まれた自然
街の背後には雄大に流れる多摩川や静かな宝来公園、多摩川台公園と緑豊かな自然を抱えています。又、開発当時から植樹してある街路樹の銀杏や、住民の宅地内の木々により一層多くの緑に囲まれた地域と言えます。
アーバン・デザイン
田園調布の街の特徴はなんと言っても放射線及び同心円状の道路網と言えましょう。その中心の位置に大正様式の駅舎と噴水を抱えたロータリーを配した計画は画期的なプランニングであったと言えます。又、住居系と商業系を分けて施設を配置させたり、野球場(後に田園コロシアム)を設けたりとその表現は今日でも陳腐さを感じさせないものです。